2009年 02月 15日
裾よけのアレンジ **腰布をひと幅に+裾で丈上げ |
青山の○り華さんでいつも大うそつきの替え袖と裾よけをお世話になっていますが、
腰布を幅広=晒ひと幅で仕立ててもらいました。
(写真のものです。一尺の尺差しを脇に添えました。腰布は上がり八寸ですね)
単袖の長襦袢から、無双袖と裾よけを作り出したく、
用尺のやりくりのご相談で
ご担当Hさんのご提案に乗っての依頼でした。
これが大成功!
腰が締まるのです。
もちろん、仕立ても丁寧です。
こちらの呉服屋さん、とっても親切です。
加賀友禅のお店ですが、豪華な加賀友禅は着る機会がないので、憧れのまま。
こちらでは、申し訳ないのですが、プチプライスなアイテムでお世話になっています。
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銀座のある呉服屋さんで「正絹の襦袢地で二部式襦袢」キャンペーンがありました。
とってもお安かったので、お世話になろうかと ちょこっとお邪魔しました。
あまりに縫製がお粗末で驚きました。
全てミシン仕立て、くけもロックミシンでだぁーっと。
生地がミシン縫いにツレてて、布がぼろぼろに引き攣れてます。
マジックテープで替え袖を留めるような仕様です。
折角の正絹の襦袢地が可愛そう。
これは、安くても、好きになれないなぁ。。。
あ、襦袢地だけ売ってもらって、自分で手縫いしたらいいのかも!
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さて。既製品の裾よけの寸法が自分の丈に合わず、スッキリしません。
今日も、既製品のキュプラの東スカートの二部式襦袢を着ました。
規格品Lサイズは、チビデブな私には、幅はたっぷりでありがたいのですが、
裾除けの丈が長すぎて、腰で巻くことはできず、バストの下で巻いています。
目一杯長めに着付けても
丁度巻いて折り返した裾除けの紐がアンダーバストで結ぶ感じ。
ハイウエストのAラインスカートみたい。
裾すぼまりになりにくく困ってしまいます。
仕方無く、その上に着物を褄を上げて丈長めに着付けています。
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七緒別冊Vol.1 手ほどき七緒 永久保存版
http://www.president.co.jp/book/item/nanaoh/7045/
この着付け本、目から鱗がポロポロ落ちます。
とってもいい本だと思います。
ページ数が決して多くはないムックに
大久保先生の出し惜しみのないノウハウに感謝です。
大久保先生の着付けの、裾除けがいいのです!!
裾除けの腰布を、ひと幅の晒に取り換えるのです。
そうすると、腰をきっちり包むことができて、
裾すぼまりの柳腰ができる、と。
早速手持ちの裾除けを改造しています。
仕立ててもらったけど、お尻のでっぱりと丸みに取られてやっぱり短かった、なんていう裾除けには最高でした。
しかし、既製品では、ただでさえ長いのに、ひと幅を付けたら余計に長くなりますから付けられずに諦めていました。
今日立ち寄った某呉服屋さんでO久保先生にお目にかかりました。
お店の方に、先生の着付の本などが大好きなんです、とこっそり申し上げましたら、
先生とお話しする機会を作って下さいました。
思い切って、先述の長すぎる既製品裾除けの質問をしてみました。
既製品で丈が余るようなら、裾で丈上げしたらいいのよ、と。
ミシンでだーっと縫ってしまってもいいそうです。
広幅の腰布の位置は、ちゃんと腰の位置できゅっと締めるように、と。
裾の布がダブルになって、ストンと落ちて都合が良いそうです。
簡単なことでした。
また目から一枚、鱗がポロリと落ちたのでした。
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笹島寿美先生の着付け本も、とても丁寧・詳細で私にとっては今までバイブルです。
いろんな本やDVDなどを見て、自分にとっていいとこどりしたいです。
by piccolo0331
| 2009-02-15 20:54
| 着付教室